伝統的占星術とは?
当サロンでは、伝統的占星術を鑑定のメインとしています。
「伝統的占星術」とは、2世紀から19世紀まで使われていた古典的な占星術技法です。
占星術とは、その人が生まれた瞬間の「星座、天体」の観測図。
このホロスコープには、その人の「人となり」「長所」「欠点」「適性」が刻まれています。
自分自身の取説、ともいえるでしょう。
毎朝のテレビで流れる星占いはすっかりおなじみですし、「〇月生まれなら○○座だよね~」なんていう会話をしたことがある人も多いはず。
今、わたしたちが把握している星座は「自分が産まれたとき、太陽に何座がいたのか」という考えに基づき、その日の運勢や基本的な性格が鑑定されています。
この占星術は、19世紀以降に確立した、割と新しいタイプの占星術で「現代占星術」と呼ばれたりもしています。
伝統的占星術は、それより前に使われていた鑑定方法…ということになります。
現代占星術では、先ほどお話しましたように「自分が産まれたとき、太陽には何座がいたのか」と言う観点から鑑定していきます。
それに対し伝統的占星術では、7つの惑星(太陽、月、金星、土星、木星、火星、水星)が自分にとって最も影響しているのか、と言う観点から鑑定していきます。
さらに、その惑星のいる場所は惑星にとって「居心地が良いのか」「悪いのか」(つまり、力を発揮できるのか、できないのか)を見ていきます…。
と、ちょっと複雑な話ですね。
これまでに占星術のホロスコープ鑑定を受けたことがある方でも、伝統的占星術のホロスコープはまったく別のホロスコープになります。
わたしは現代占星術においては「さそり座」になるのですが、伝統的占星術になると、自分自身を表す惑星は「水星(おとめ座)」となります。
占いが好きな人は、すでに占星術の鑑定を本格的に受けたことがある方もいらっしゃるでしょうし、ネットの星座占いで、自分の基本性格なんかを調べたことがある方は多いことでしょう。
わたしは現代占星術では「さそり座」なので、忍耐強いとか、ミステリアスとか秘密主義とか言われます。
そういった一面も確かに私にもありますが…どうも「忍耐強い」という点においてはしっくりこないんですよね。
飽きっぽいわけでもないですが、何年も同じことをコツコツと集中して取り組み続けることは苦手だったり。
ずっと続けていると飽きてしまって(笑)違うものに手を出したくなることがしょっちゅうあったり。
ところが伝統的占星術では「水星」という星のもとに生まれていることが分かり、いろいろと納得。
水星は動きの速い惑星なので、水星の影響を強く受ける人は、じっとしていることが苦手だったりします。
フットワークも軽いので、移動距離も長い。まさにわたし、それです。笑
東京は余裕で日帰りできるので「近い場所」だと思ってますから。
これは私の例ですが、現代占星術では「??」としっくりこなかった点も、現代占星術で見てみると「なるほど」と納得できることも多々あります。
人間って、その場面でいろんな顔を持っていると思います。
他人に見せる顔、家族に見せる顔、恋人に見せる顔、自分しか知らない顔。
伝統的占星術は○○座だからこういう性格、ではなく、どの場面においてどの惑星の影響を強く受けるのか、どの惑星の力が発揮できないのか…という見方をしていきます。
まさに人の「いろんな顔」「いろんな側面」を立体的に見せてくれる占星術だと、私は考えています。
これまでにすでにホロスコープ鑑定を受けている方でも、新たな自分の顔、新たな自分の特性と出会えるはずです。
占星術は2000年の歴史が積み重なった統計学でもあります。
タロット占いやオラクルカードのようなカード占いのように「きっとそうだろう」という推測や観測ではなく、また占者の「主観」が混じることはありません。
占星術においては、概ねはっきりと「その人」「その事象」をくっきり、はっきり表します。
時期やタイミング、相性もはっきりと出ます。
(カード占いは、自分の考えを整理するのにとても良いツールなんですけどね♬)
恋愛も、人間関係も、家族関係も仕事も…。
まずは自分自身があってこそ。
自分を正しく把握することで、置かれた環境でどうふるまうのか、正しく考え、選択し、行動することができます。
まずは自分自身の基本を知るところから、占星術に触れてみませんか?
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